マクロビオティックとおかき・あられ・せんべいの関係とは?

マクロビのアイキャッチ画像

特定保健用食品(トクホ)や栄養機能食品に加えて、食品表示法のもと機能性表示食品が導入されて、時代とともに消費者の『食』への意識も変わりつつあると感じるこの頃です。

そこで、今回はマクロビオティックという少し違った視点からおかき・あられ・せんべいとの関係について考えてみました。

マクロビオティックとは、桜沢如一(さくらざわゆきかず)氏が提唱した食事療法です。
※マクロビオティックは、広義では食生活を中心とした生活全般を指していますが、当記事ではおかき・あられ・せんべいに関わる食べものの素材に視点をおいています。

マクロビオティックについて

マクロビオティック(Macrobiotic)とは、略して「マクロビ」とも呼ばれ、自然と調和した食生活を行うことで心身の健康を目指す思想や意味を表す言葉として知られています。

マクロビオティックの解釈や定義にはいくつかありますが、ここでは世界的権威である久司道夫(くしみちお)氏の『久司道夫のマクロビオティック入門編』に基づいています。

基本的には、心と体を健康に保つために、穀物を中心とした食品からバランスよく栄養素を摂取して、適度で適量な食生活を心掛けることで健康に貢献することにポイントがおかれています。

日本の伝統食について

マクロビオティックでの標準食は、日本の伝統食が基本となっています。主食と副食という観点に基づくと「ご飯」と「みそ汁」の組み合わせがベースになります。

基本の組み合わせ : ごはん + みそ汁

ご飯には良質なたんぱく質、お味噌汁にはビタミンやミネラルなどが含まれ、両者のコンビで栄養素(必須アミノ酸を含む)をバランスの良く補うことができます。また、これらにプラスアルファとして推奨されているのは、野菜や魚、果物、ナッツなどになります。食べ物から栄養素をバランスよくいただくことで、豊かな食生活を実現することが目的です。

ごはんとみそ汁のイメージ画像

ご飯の種類には、人によって好みもあるかと思いますが、玄米や雑穀などを取り入れることで、より大地の恵みの恩恵を受けることができます。体質などの個人差はあるので、消化面などを考慮して発芽玄米などを用いたり、お粥としてとることもひとつの方法です。とにかく、よく噛むことが大切だとされています。

穀物などの主食と豆類や海藻類などの副食を合わせている点については、おかき・あられ・せんべいに使われる素材との組み合わせは、驚くことにまったくといっていいほど同じなのです。これは、もともとは日本の保存食としての役割が非常に強かったことを表しています。

●穀 物 ⇒ もち米、うるち米、玄米、胚芽米、黒米、赤米、雑穀など
●豆 類 ⇒ 大豆、黒大豆、小豆、ささげ、そら豆、落花生など
●海藻類 ⇒ 海苔、青のり、あおさ、昆布、わかめ、ひじきなど

これから、おかき・あられ・せんべいの素材に注目をして選ぶのもひとつの楽しみになるのかもしれません。おやつも「腹八合医者いらず」というスタンスでいきたいものです。

身土不二(しんどふじ)について

マクロビオティックでは『身土不二』という考え方があります。身土不二とは、自分の住んでいる地域のものを食べると体にやさしいという意味として使われています。

気候や風土、場所によって採れる作物などは変わってきます。出来るだけ、その土地に根付いた食品を取り入れることで、鮮度がよく、旬なものを食べることができます。体にも優しいことだと言われ推奨されています。

おかき・あられ・せんべいも、地元の素材をよく取り入れています。なかには、各地域の名産品としてふるさと納税用のセット商品などもあったりもします。

「地産地消」という言葉もありますが、広義で捉えると言葉の意味と目的は違えど、地元の食品を消費することは同じです。

地産地消」とは、「地元で生産されたものを地元で消費する」という意味で言われています。 近年、消費者の農産物に対する安全・安心志向の高まりや生産者の販売の多様化の取組が進む中で、消費者と生産者を結び付ける「地産地消」への期待が高まってきています。

出典:農林水産省「地産地消推進検討会中間取りまとめ」

自分に合った楽しい食生活とおやつを

一般的に、食生活ではカロリーなどが目安となります。また、栄養素においても効能や効果が証明されていたり、エビデンスに基づいて推奨されているものもたくさんあります。

特定保健用食品や栄養機能食品、機能性表示食品がその例です。但し、ひとりひとり、体質には個人差があり、すべての人に同じ効果が必ずしもあるとは言えないのが現状です。自分自身が日頃から食生活を意識して、自分の体にあったものを見つける努力が大切かもしれません。

私もメニエール病や突発性難聴、急性胃腸炎、慢性的な頭痛やめまいに悩まされてきたこともあって、自然と食生活の改善や栄養素の摂取を意識するようになっていきました。

時代とともに、研究や技術が進歩することで、新たな発見があり、昔の価値観や常識が覆ってしまうこともしばしばあります。そういった情報をキャッチするためにも、絶えずアンテナを張っていなければ情報過多の時代では、見過ごしてしまうことになりかねません。

最終的に、いつ、どこで、何を、どれだけ食べるかは自分自身で判断しなければなりません。自分を含めて家族や周りの方々の健康を守るためにも、偏らない知識を蓄えることが大切だと思うのです。

稲穂と空のイメージ画像

さいごに

おかき・あられ・せんべいは、今は『おやつ』としての位置づけで嗜好品とされていますが、しっかりと素材などを見つめてみると素晴らしい要素がたくさんあります。ぜひ、マクロビオティックという考え方も踏まえて、自分にあった美味しい商品を見つけていただければと思います。

ちなみに、私は森永製菓さんの『マクロビ派ビスケット』というお菓子をよく食べています。食感や風味が好みなのもあります。ぜひ、また参考にしてください。

補足として、マクロビオティックについては特に推奨をしているわけではありません。それは、とても奥が深くて、まだまだ勉強中なのです。要するに、私自身のなかでエビデンスが確立していないからです。

皆様のこれからの食生活の中でマクロビオティック的な視点が何かのヒントに繋がれば幸いです。


※栄養素の効能などについては素材について述べたものであり、商品の効果を示すものではありません。
※写真やイラストはイメージです。