マヨネーズ風味のおかき・あられが人気の秘密とは?

マヨネーズのイメージ画像

マヨネーズはどこの家庭でも使われているぐらい食卓に馴染みのある人気の調味料です。

マヨネーズで味付けをしたおかき・あられも、ほとんどのお店でどこかの企業の商品がだいたい並んでいます。今の私たちにはきっとなくてはならないお菓子なのかもしれません。

そこで、なぜマヨネーズ味のおかき・あられが人気なのかを私なりに歴史を遡って考えてみました。遡るとマヨネーズの持つ独特の風味であるコクとUMAMIが答えだとわかるかもしれません。

マヨネーズのルーツとは

マヨネーズについてのルーツは諸説があるようですが、昔、あるフランス人がスペインのメノルカ島の小さな港町マオンで出会ったソースに感銘を受けて、母国フランスで「マオンのソース」と紹介したものが、いつしか「マヨネーズ」と呼ばれるようになったと言われています。

そして、その美味しい調味料は世界へ広がり、やがて日本にも伝わりました。今でもメノルカ島では、マヨネーズは手作りされているようで伝統の味が継承されているようです。私もまたヨーロッパへ行く機会があれば、ぜひ立ち寄ってみたいと思います。

さて、日本で初めてマヨネーズを紹介したのが、キューピーの創始者・中島薫一郎(なかしま とういちろう)氏です。アメリカに渡った際にマヨネーズと出会い、その何とも言えない味わいに感銘を受けたようです。そして、日本でもマヨネーズ作りをはじめ、試行錯誤を重ねて日本人にあう現在のマヨネーズの基盤を築かれました。国内初のマヨネーズが販売されたのは、1925年のことです。

最近までは、キューピーのマヨネーズ伊丹工場がすぐ近所にあったので、私も子供の頃からファンの一人です。マヨネーズ製造の機能は神戸に移転してからも、社会見学などでマヨネーズについて子供たちも楽しく学べるようになっています。

マヨネーズの作り方と味わい方

作り方は 、原料である卵と酢、食塩、調味料などに植物油を混ぜて作ります。とてもシンプルな製法ですが、シンプルがゆえに素材感が大きく反映される繊細な調味料でもあります。

マヨネーズを上手に作るには、ちょっとしたコツが必要です。私も最初はただ単に混ぜればいいと思い失敗をしました。手順や方法、乳化の特性などを知ることで、美味しいマヨネーズを作ることができます。詳しい内容についてはここでは割愛しますので、ご興味がある方は、キューピー株式会社さんのホームページやネットで検索をしてみてください。

家庭でも簡単に手作りが出来るマヨネーズは、クリーミーな口あたりと濃厚なコクと旨味があり、ほどよい酸味があってとても食欲をそそられます。食後のおやつとして、おかきやあられにもその手作りマヨネーズをディップして味わってみてはいかがでしょうか。

ちなみに、我が家では、海老・青のり・胡麻の3タイプの素焼きのおかきを使ってマヨネーズをつけた後、ほんのりアクセントにハーブやスパイスをかけて楽しむことがあります。個人的にはバジルやブラックペッパーが好きなトッピングです。自分なりのレシピとアレンジで楽しんでいただけると世界でひとつだけのおかき・あられを味わうことができます。

おかき・あられの味付けの種類は大きく分けて3種類

もち米から作られるおかき・あられの味付けは大きく分けると3つに分類することが出来ます。

1.醤油系
2.サラダ(塩)系
3.素焼き系

歴史的には、醤油系と素焼き系は古く、サラダ(塩)系は比較的新しい味付けとも言えます。もともとサラダ味とは、サラダ油と食塩をベースに作られたものですが、塩味とするより油を使っているニュアンスを含み、さらには洋風でおしゃれなイメージなどの理由からサラダ味と称されるようになりました。

「サラダ」は「サラダ油」のことです。
「サラダ油」がまだ高価だった1960年代、サラダ油をからめて塩をまぶしたせんべいが作られました。その頃の時代の背景として、純日本風の「塩味」とするよりは洋風の「サラダ味」とした方がおしゃれではないかということで名付けられました。それまでのしょうゆ味のせんべいに比べて、斬新で高級感のあるイメージで人気を呼び、以後、米菓の定番の味として親しまれています。

出典元:亀田製菓(株)ホームページ

サラダ味が米菓にも広がり、様々な企業が色々な味付けを多彩に変化させていくなかで、商品ラインナップにマヨネーズ味も加わっていきました。洋風の調味料の代表格といえば、マヨネーズ、ソース、トマトケチャップ、ドレッシングなどがありますが、その中でもっとも幅広い食材に合うとされているのがマヨネーズであり、地域色が比較的少なく広い範囲で日本全国共通の風味で愛されていることがもっとも大きな要因であると考えます。

戦後の経済成長の中、欧米からのたくさんの食文化が入ってきて、食品やお菓子の志向も洋風へと変わっていった時代背景があります。その中においてマヨネーズを日本人好みの万能的な調味料へと押し上げられたキューピーさんの企業努力もあると思います。現在でも国内では約6割のシェアを保っています。

マヨネーズボトルの画像

まとめ

マヨネーズ味のおかき・あられが人気の秘密は、水分量の少ないおかき・あられをマヨネーズのもつ油分で口当たりをまろやかに、そして、コクとうま味がお米の風味にとてもよくマッチして美味しさを相乗効果で高めているからなのです。

マヨネーズには、うま味の成分というべきアミノ酸が多く含まれています。うま味は、私たちが感じる基本的な五味(甘味・塩味・苦味・酸味・うま味)のひとつで、日本人の科学者が発見したということで、「UMAMI」という言葉が世界で使われるようになりました。

マヨネーズのうま味とおかき・あられのうま味があわさって、心地良い味わいをもたらしてくれているのが正しい答えになるのではないでしょうか。

人間にとって食は欠かせないものです。欠かせないものだからこそ、美味しく有難くいただくことが食べ物への感謝の意味が含まれていると言います。おかき・あられに使われる素材や調味料などの歴史や由来を知ることで、より味わい深いものにしてくれると思います。

なお、販売されているマヨネーズを使ったおかき・あられは、商品のコンセプトや対象とする消費者層によって、濃厚なものからあっさりとしたもの、また、塩辛いものから薄味のものまでと、意外に幅広い種類があります。ぜひ、その点についても食べ比べていただいて、自分にあったひと品を見つけてみるのも面白いかもしれません。

※栄養素の効能などについては素材について述べたものであり、商品の効果を示すものではありません。
※写真やイラストはイメージです。