お味噌は日本人にとってはもっとも親しみのある発酵食品です。おせんべいにもお味噌で味付けしたものがあります。
しかし、そんな「味噌(みそ)せんべい」には、主原料がお米タイプのものもあれば、小麦粉タイプのものもあります。一体何が違って、どっちの方がカロリーが高いのかな?という疑問を解消するために、それぞれ特徴と栄養成分表示の数値を比較してみましした。
目次(もくじ)
味噌せんべい(みそせんべい)のカロリーと作り方の違い
お味噌を使ったおせんべいはたくさんありますが、ここでは実際に弊社で扱っている2種類の商品の数値を例にご紹介しています。
お米を主原料に用いた「みそ味の草加せんべい」と、小麦粉を主原料に用いた「みそ半月せんべい」です。
実際に参考にした商品の写真を撮ってみましたので、見た目の違いや雰囲気などを参考にしていただければと思います。左側が小麦粉タイプ。右側がお米タイプです。
お米タイプの味噌せんべいのカロリーと作り方(写真右)
お米(うるち米)を主原料としたみそせんべいは、100gあたり353キロカロリーです。糖質は85.8グラム、塩分は1.75グラムです。1枚が約20グラムなので、1枚あたりに換算すると約70.6キロカロリーになります。
基本的な作り方は、おせんべいの生地を香ばしく焼きあげたあとに、あらかじめ用意しておいた味噌だれをまんべんなく塗ってほどよく乾燥させて作ります。
お味噌のまろやかな口あたりが特徴的で、食べているうちにだんだんとお米のうま味と合わさって美味しさが膨らみます。
小麦粉タイプの味噌せんべいのカロリーと作り方(写真左)
小麦粉を主原料としたみそせんべいは、100gあたり400キロカロリーです。糖質は87.1グラム、塩分は0.29グラムです。お米タイプより砂糖を使う量が多いため比較するとカロリーはやや高めになります。
小麦粉タイプのみそせんべいは、基本的にはお味噌を小麦粉・砂糖・鶏卵などの原材料とあらかじめ混ぜ合わせておいてから熱した鉄板で焼き上げて作ります。
噛めば噛むほどに味噌の風味がじわじわと広がります。食感は多種多様ですが、意外とまとまりのある優しい味わいのものが多いのが特徴です。
2種類の味噌せんべいの栄養成分表示を一覧表で比較
2種類のみそせんべいのカロリー・糖質・塩分などの数値は下記表の通りです。なお、すべて100gあたりの数値に算出して一覧表を作成してみましたので、比較していただければと思います。
カロリーは、たんぱく質・脂質・炭水化物の熱量の合計値で表されています。糖質は炭水化物、塩分は食塩相当量でご確認ください。
栄養成分表示(100gあたり)推定値
項目 | みそせんべい (お米タイプ) |
みそせんべい (小麦粉タイプ) |
エネルギー | 353㎉ | 400㎉ |
たんぱく質 | 6.3g | 8.6g |
脂質 | 1.38g | 1.4g |
炭水化物 | 85.8g | 87.1g |
食塩相当量 | 1.75g | 0.29g |
※表示値は目安です。
●参考資料:(お米タイプ)みそ味の草加せんべい(株)山香煎餅本舗、(小麦粉タイプ)みそ半月せんべい(株)三喜屋
お味噌の栄養素について
お味噌は大豆が主原料の発酵食品です。発酵によって、アミノ酸やビタミンなどの栄養素が生成されるため健康面においても優れた食品として多岐に渡って素材にも利用されています。
お味噌は大きくわけると米みそ・麦みそ・豆みそ・調合みその4種類に分類されています。また、出来上がりの色でわけると赤色系・淡色系・白系などがあります。
主原料の大豆は「畑の肉」とも呼ばれ、たんぱく質が豊富に含まれています。体内で作ることが出来ない9種類の必須アミノ酸がすべて含まれていて栄養バランスにおいても申し分ありません。
お米や小麦粉には足りない栄養素を補ってくれる点において理にかなっている組み合わせになるかと思います。
まとめ
お味噌のもつ独特の風味は何とも言えない美味しさを与えてくれます。疲れた時のエネルギー補給としても魅力的です。
お米や小麦粉との相性もよく、それぞれの原材料と合わさってうま味を引き立ててくれる素材のひとつです。カロリーの違いについてもある程度の目安になりました。
好みは分かれるところかもしれませんが、ぜひ、機会があれば食べ比べなどをして楽しみながら味わっていただければと面白いかもしれません。
最後までご覧いただきありがとうございました。当記事が何かの参考になれば幸いです。
※栄養成分の効能効果については個人差があります。
※写真やイラストはイメージです。