海苔せんべいのカロリーと糖質|海苔巻【3兄弟】で栄養成分を比較!

海苔せんべい

海苔は古くから日本の食生活には欠かせない食材です。おせんべいと海苔の相性は良く、幅広い世代で人気が高いことでも有名です。

海苔せんべいはヘルシーなのかな?」などの疑問を解消すべく栄養素やカロリーについて検証してみました。

豊富なたんぱく質が注目されていますが、食物繊維をはじめビタミンやミネラルなどもバランスよく含む点でもかなり魅力的です。

※当記事では、「海苔せんべい」と「海苔巻せんべい」は同義で捉えています。

海苔とせんべいの相性は抜群です!

毎日食べたい「海の牛肉」と呼ばれる海苔の栄養価と効能効果について

海苔せんべいのカロリー・糖質・塩分について

海苔巻おかき(撮影写真)

海苔せんべいの1枚(約20g)あたりのカロリーは、63キロカロリーです。また、糖質は13.7グラム、塩分は0.9グラムです。

  • カロリー・・・63kcal
  • 糖質・・・13.7g
  • 塩分・・・0.9g

数値は、実際に販売されている商品『草加せんべい(海苔):山香煎餅本舗)』を参考にしています。

海苔巻3兄弟で栄養成分を比較

まずは参考にした商品を撮影しておきましたので、違いを見比べていただければと思います。左から海苔せんべい、のり巻あられ、海苔巻おかきです。

海苔巻き3種類:海苔せんべい・海苔巻あられ・海苔巻おかき(撮影写真)
海苔せんべい・海苔巻あられ・海苔巻おかき

栄養成分表(100gあたり)

一覧表では出来るだけわかりやすくするために、すべて100gあたりに換算しています。あくまでも目安として参考にしていただければと思います。

カロリー(kcal)は、たんぱく質・脂質・炭水化物の熱量の合計値です。糖質は炭水化物、塩分は食塩相当量でご確認ください。

種類海苔
せんべい
のり巻
あられ
海苔巻
おかき
エネルギー315㎉374㎉357㎉
たんぱく質7.9g12.3g8.0g
脂質1.0g0.5g0.0g
炭水化物68.4g80.2g81.2g
食塩相当量0.9g1.6g2.3g
参考商品:海苔せんべい ㈱山香煎餅本舗・芝巻 ㈱山盛堂本舗・海苔巻おかき ㈱三喜屋

それぞれ大きさや形に加えて、使われる海苔の量などには違いがありますが、ここでは海苔せんべいのカロリーが最も低く、炭水化物(糖質)の量も一番少ないという結果になりました。

海苔せんべい・ごませんべい・みそせんべいで比較

せんべい3種類:海苔せんべい・ごませんべい・みそせんべい(撮影写真)

ごませんべい・みそせんべいとの比較においても100gあたりの数値を基準にしています。生地ごとの性質で膨らみ方は微妙に異なりますが、大きさはすべて直径9センチ、重さ20グラムです。

こちらも写真を撮影しておきましたので、参考にしていただければと思います。左から海苔せんべい・ごませんべい・みそせんべいです。

栄養成分表(100gあたり)

種類海苔
せんべい
ごま
せんべい
みそ
せんべい
エネルギー315㎉355㎉353㎉
たんぱく質7.9g8.3g6.3g
脂質1.0g9.9g1.4g
炭水化物68.4g57.6g75.5g
食塩相当量0.9g1.4g1.8g
参考商品:草加せんべい(海苔、ごま、みそ) ㈱山香煎餅本舗

違う種類と比較をしてみてもカロリーにおいては海苔せんべいが一番低い結果となりました。しかし、炭水化物は、ごませんべいが最も低い値となりました。

では、なぜ、ごませんべいのカロリーが一番高いの?ということになりますが、理由は胡麻に含まれる脂質が多いためカロリーの値が高くなっているのです。

こうしていろいろと比較することで、それぞれの素材によって個性ともいうべき数値の違いが見て取れて面白いものです。

比べてみると海苔せんべいはヘルシーと言えるかもしれません。

亀田製菓「海苔巻せんべい」のカロリーはどのくらい?

亀田製菓の海苔巻せんべい(撮影写真)

市販品の人気商品を例にとると亀田製菓さんの『海苔巻せんべい』のカロリーは100gあたり379キロカロリーです。

糖質は83.9グラム、塩分は2.43グラムとなっています。

  • カロリー・・・379kcal
  • 糖質・・・83.9g
  • 塩分・・・2.43g

栄養成分表

種類100g
あたり
1個包装
あたり
エネルギー379kcal20kcal
たんぱく質7.9g0.4g
脂質1.3g0.1g
炭水化物83.9g4.4g
食塩相当量2.43g0.13g
参考商品:海苔巻せんべい 亀田製菓

こちらの商品はコンビニをはじめ、スーパーやドラッグストアなどで取扱いがあるので参考になるかと思います。

1枚のサイズは、長さ約7センチ、幅約3センチ、厚み0.8センチでした。

食べやすい形で、パリパリとした食感が特徴的なおせんべいです。

亀田製菓の海苔巻せんべい2枚(撮影写真)
亀田製菓 海苔巻せんべい

丸い形ではく短冊型ですが、主原料がうるち米のため「せんべい」の部類になります。

海苔せんべいの注目する栄養素について

焼き海苔(イメージ画像)

焼き海苔には、ビタミン(β‐カロテン、ビタミンCなど)や、ミネラル(カルシウム、カリウム、鉄など)が豊富に含まれています。

また、海藻類に多く含まれる食物繊維も魅力です。とくに水溶性食物繊維は、糖質による血糖値の上昇をゆるやかにしてくれる効果が期待できます。

炭水化物(糖質)以外の栄養素が寂しいおせんべいですが、海苔はビタミン・ミネラル・食物繊維に加えて、豊富なたんぱく質までも補ってくれます。

素材の組み合わせでは、もっとも最適なため「海苔せんべい」は体に優しいおやつと言えそうです。

たんぱく質と炭水化物の組み合わせは、体にとっても嬉しい組み合わせだと思います。

焼き海苔の写真毎日食べたい「海の牛肉」と呼ばれる海苔の栄養価と効能効果について

ひとこと:海苔の美味しさのひとつはイノシン酸

海苔せんべい(撮影画像)

海苔には、かつお節にみられるうま味の成分『イノシン酸』を多く含んでいます。お米や醤油などに含まれるアミノ酸(グルタミン酸)との相乗効果で美味しさをより引き立ててくれるため、美味しさのあまり “ ついつい ” 食べ過ぎてしまいます。

カロリーと健康の関係については様々な要素を考慮する必要があるため、それだけで体に良いとは言えません。しかし、少なくとも海苔の栄養素はおせんべいにとって魅力的であることには違いありません。

最近は、アサヒグループ食品の『のり塩雑穀せんべい』のような健康を考えたヘルシーな商品が続々と発売されています。ぜひ、お好みの品を見つけて楽しんでいただければと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました。当記事が何かの参考になれば幸いです。

\ 口コミやレビューも参考に! /

※栄養素の効能効果については個人差があります。
※写真やイラストはイメージです