ピーナッツの香ばしさが引き立つおせんべいは特に人気のお菓子です。
丸粒のままから細かく砕いたクラッシュタイプのものまでいろいろな種類があります。
「ピーナッツ入りだとカロリーが高いの?」「糖質や脂質はどれくらい?」といった疑問を少しでも解消すべく3種類のせんべいで比較してみました。
なお、ピーナッツ自体の約半分が脂質が占めています。主な脂肪酸はオレイン酸が占めています。
目次(もくじ)
ピーナッツせんべいのカロリー・糖質・脂質はどれくらい?
ピーナッツせんべいのカロリーは、100gあたり450キロカロリーです。また、糖質は68.4グラム、脂質は14.8グラムです。
カロリー(kcal)は、たんぱく質・脂質・炭水化物の熱量の合計値です。糖質は炭水化物、塩分は食塩相当量でご確認ください。
栄養成分表示一覧表(100gあたり)
項目 | ピーナッツ せんべい |
ビンズ せんべい |
みそ せんべい |
エネルギー | 450㎉ | 420㎉ | 400㎉ |
たんぱく質 | 10.9g | 10.0g | 7.1g |
脂質 | 14.8g | 6.0g | 2.8g |
炭水化物 | 68.4g | 78.0g | 87.1g |
食塩相当量 | 0.06g | 0.2g | 0.42g |
※表示値は目安です。
●参考資料:商品情報より(株)三喜屋
ピーナッツは脂質をもともと多く含んでいるため他のせんべいに比べるとカロリーの値は高くなっています。
ダイエットなどを意識されている場合は、一般的な間食の目安(200キロカロリー)で、40g程度が適量になるかもしれません。
香ばしさと美味しさを兼ね備えたピーナッツせんべいを食べ始めると止まらなくなるので、あらかじめ適量をお皿に取り出して、“ ついつい ” を防止するのもおすすめです。
ピーナッツに含まれる脂質について
原材料に使われるピーナッツの約半分は脂質から構成されています。そのなかでも、オメガ9系のオレイン酸が最も多いのが特徴です。
落花生油(ピーナッツオイル)を例にとると各脂肪酸の割合は下記の通りです。
オレイン酸 (オメガ9) |
リノール酸 (オメガ6) |
パルミチン酸 (飽和脂肪酸) |
その他 |
45.5g | 31.2g | 11.7g | 11.6g |
●参考資料:脂肪酸成分表 第2表 七訂 食品成分表2020 女子栄養大学出版部
脂質は1gあたり9キロカロリーのエネルギーを生み出します。そのため、脂質を多く含む豆類を原材料に使用したおせんべいは、自然とカロリーも高くなります。
エネルギー源の面だけからとらえると、非常にエネルギー補給が効率的な栄養素と言えます。
脂質は、エネルギー以外にも「いざ!」という時に脂肪として体に蓄えられたり体の構成成分となります。ピーナッツには脂質の他にもビタミンやミネラルも含まれています。
ピーナッツ(落花生)の栄養成分や効能効果などについては、下記の関連記事をご参照ください。

ひとこと
ピーナッツが入ったおせんべいは、非常に人気があるだけに全国のスーパーやコンビニでも見ることができます。
なかには、地域性のある希少な煎餅もお土産屋さんなどでお目にかかれる場合もあります。
とくに焼き立てのピーナッツせんべいを販売されているお店を見つけた際は、ぜひ試してみてください。
なお、脂質が多いせんべいは、一般的なものと比べて酸化しやすいので、できるだけ早めに召し上がってください。
最後までご覧いただきありがとうございます。当記事が何かの参考になれば幸いです。
※栄養素の効能効果については個人差があります。
※写真やイラストはイメージです。