ごませんべいのカロリー|胡麻の栄養成分と効能効果について

ごませんべい(撮影写真)

ごま(胡麻)は、おかき・あられ・せんべいの原材料としてもよく使用されています。

抗酸化作用のあるゴマリグナン(セサミン)を含んでいる点が最大の魅力です。

しかし、「ごませんべいのカロリーは?」「ダイエット中にはどうなの?」と気になるかもしれません。

そこで、今回はカロリーや栄養成分の効能効果などについてまとめてみました。

栄養価が高いことから太古の昔から世界各地で食されてきました。

ごまの種類は黒・白・金の3種類

黒ごまと白ごまの写真

ごまの種類は、種皮の色で大きく分けると白ごま黒ごま金ごまに分類されています。

それぞれの主な特徴は下記の通りです。

  • 黒ごま・・・抗酸化成分のアントシアニンを豊富に含む
  • 白ごま・・・セサミンを含む脂質量が多く油に利用されている
  • 金ごま・・・抗酸化成分のフラボノイドが多く香り高い

ビタミンやミネラルのみならず、良質な脂質(油)を豊富に含んでいることから体に優しく、薬膳や料理にも人気の素材として利用されています。

含有量に違いはありますが、栄養成分も栄養価も3種類ともほぼ同じです!

ごませんべいのカロリー・糖質について

ごませんべい(1枚)の画像

ごませんべいのカロリーは、1枚あたり71.0キロカロリーです。糖質は11.5グラム、脂質は1.98グラムとなります。

ごませんべいは太るのでは?」と心配になるのは、一般的なせんべいよりカロリーが高くなっているのが主な理由のようです。これは、ごまに豊富に含まれている脂質(油)の分だけカロリーの値が高くなるためです。

栄養成分表示(1枚あたり)推定値

項目胡麻せんべい醤油せんべい
カロリー71.0kcal62.8kcal
糖質11.5g13.6g
脂質1.98g0.15g
●参考商品:胡麻せんべい、醤油せんべい(株)山香煎餅本舗

食べ過ぎに注意をすればダイエット中でも大丈夫!

ごまの効能効果について

ごまには特有の抗酸化物質である『ゴマリグナン』を含んでいて脂質の酸化を防ぐ作用が高いことでも有名です。

ゴマリグナンの主な成分はセサミン、セサミノール、セサモリンなど。そのなかで最も多く含まれるセサミンは健康食品やサプリメントにも利用されています。

セサミンは肝機能の改善や強化に効果があり、アルコールの分解にも一役買ってくれるため、ビールやお酒をよく飲む人には特にうれしい成分。

また、脂肪燃焼にも繋がる代謝促進効果があり、ダイエットにも最適な食品として多くの文献で紹介されています。

セサミンは善玉菌を増やしてくれるので腸活にもおすすめ!

脂質(脂肪酸)について

ごま油のイメージ写真

ごまの約半分が脂質で占められています。あらかじめ焙煎してから、圧搾して抽出されたものが『ごま油』です。主に必須脂肪酸と呼ばれるリノール酸やオレイン酸などの不飽和脂肪酸で構成されています。

脂肪酸の構成割合(100%あたり)

種類比率
リノール酸約44%
オレイン酸約40%
パルミチン酸約9%
その他約7%
●参考資料:七訂 食品成分表2020(女子栄養大学出版部)

リノール酸

リノール酸は、多価不飽和脂肪酸(オメガ6)に分類され、体内で合成することができないた必須脂肪酸です。コレステロールを減らしてくれるため、動脈硬化などの予防に有効とされています。ただし、摂りすぎは逆効果になってしまうため注意が必要です。

オレイン酸

オレイン酸は、一価不飽和脂肪酸(オメガ9)に分類され、酸化に強い特性があります。こちらは悪玉コレステロールのみを減らす効果があり生活習慣病の予防にも有効とされています。

マグネシウムとカルシウムについて

ごまに含まれるマグネシウムやカルシウムは、丈夫な骨や歯を作るでけでなく、体全体の機能にも関りのあるミネラルです。神経の伝達に関わる重要な成分のため『抗ストレスミネラル』とも呼ばれています。

なお、ごまには脂質が多く含まれているのですが、マグネシウムには脂質の代謝を改善する働きがあるため優れた機能面も持ち合わせています。

マグネシウムとカルシウムの含有量(100gあたり)

種類マグネシウムカルシウム
ごま360㎎1200㎎
アーモンド310㎎260㎎
落花生200㎎50㎎
大豆240㎎160㎎
●参考資料:七訂 食品成分表2020(女子栄養大学出版部)

※すべて、煎り(いり)タイプで比較

マグネシウムの効能効果について

マグネシウムは体内の酵素反応やエネルギー産生をサポートしてくれる栄養素。主に体温の調節、筋肉の収縮、神経の伝達、ホルモンの分泌などです。マグネシウムの約60~65%が骨に存在しています。

マグネシウムの食事摂取基準(㎎/日):推奨量

年齢男性女性
18~29340㎎270㎎
30~49370㎎290㎎
50~64370㎎290㎎
65~74350㎎280㎎
75以上320㎎260㎎
●参考資料:日本人の食事摂取基準2020(厚生労働省)

カルシウムの効能効果について

カルシウムは骨や歯を丈夫にしてくれるだけでなく、体内のさまざまな生理作用で大切な役割を担ってくれています。主に心臓や筋肉の収縮を正常に保つ働きがあります。

また、神経の伝達においてはマグネシウムとともにイライラを緩和してくれる効果があるため、ストレス社会で過ごす私たちは、毎日こまめに摂取しておきたいところです。

カルシウムの食事摂取基準(㎎/日)

年齢男性女性
18~29800㎎650㎎
30~49750㎎650㎎
50~64750㎎650㎎
65~74750㎎650㎎
75以上750㎎600㎎
●参考資料:日本人の食事摂取基準2020(厚生労働省)

カルシウムはオリゴ糖と一緒に摂ると吸収に良いそうです!

さいごに:ごまの栄養価は高く魅力的!

古代ギリシアの「医学の父」と呼ばれるヒポクラテスも活力の源になる食べ物としてごまを推奨していました。

ごまを常食していると血管や細胞の老化を遅らせる作用があることも研究で明らかになっているようです。

また、種子のなかには植物ステロールが豊富に含まれていることもあって、血中コレステロールの低減にも効果が期待されています。

原材料の大半を占めるオニザキコーポレーションの『ごませんべい』もおすすめです。まさに “多胡麻” タイプの代表的なお菓子です。ご興味がございましたらぜひ試してみてください。

最後までご覧いただきありがとうございました。当記事が何かの参考になれば幸いです。

●参考文献:並木満夫・福田靖子・田代亨(編)「ゴマの機能と科学」朝倉書店 、伊藤明子「医師がすすめる抗酸化ごま生活」アスコム、相崎良子「新・栄養医学ガイドブック」株式会社ヨーゼフ、「改訂2版 食用油脂入門」日本食糧新聞社
●参考サイト:特集2 食材まるかじり ごまのチカラ(2)農林水産省

参考 日本人の食事摂取基準2020厚生労働省

※栄養成分の効能効果には個人差があります。
※写真やイラストはイメージです。