おかき・あられ・せんべいの専門家監修

アーモンドのビタミンEの抗酸化作用とは?|おかき・あられ・せんべいの素材編|Vitamin E

アーモンドの写真

おかき・あられ・せんべいはお米が主原料のお菓子です。玄米には栄養素が詰まっているのですが、精米して利用するため、どうしても栄養素が少なくなってしまいます。

胚芽や米ぬかに含まれる微量栄養素であるビタミンやミネラル、食物繊維が寂しいのです。なかでも抗酸化作用の高いビタミンEは惜しいところです。

今回は、そのビタミンEの効能効果とおかき・あられ・せんべいとの関係について簡単にまとめてみました。

ビタミンEの効能効果について

ビタミンEは別名「トコフェロール」とも呼ばれるビタミンの一種です。トコフェロールもいくつか種類がありますが、α‐トコフェロールがメインです。

効能として代表的なものは、脂質(油)の酸化を防止する強い抗酸化作用があげられます。

それは、ビタミンEは体内で活性酸素と結び付いて、除去する働きがあるためです。

細胞の老化防止にも一役買ってくれるため「若返りのビタミン」と言われています。

ビタミンEは、脂溶性ビタミンの1種である。トコフェロールとも呼ばれ、特にD-α-トコフェロールは自然界に広く普遍的に存在し、植物、藻類、藍藻などの光合成生物により合成される。

引用元:ウキペディア

おかき・あられ・せんべいとの相性においては、補足効果としての食べ合わせでは魅力的と言えます。

また、ビタミンEは脂溶性のため、とくに油脂との関係はおのずと深くなります。

その点については、アーモンドとチーズを組み合わせたタイプのおかき・あられ・せんべいは理にかなっているのかもしれません。

アーモンドとチーズのおかき(写真)2020.8

ビタミンEを含む素材(アーモンド・落花生)について

おかき・あられ・せんべいによく使われる素材のなかには、ビタミンEを豊富に含むものがいくつかあります。

ここでは、『アーモンド』と『落花生』を例に、玄米、うるち米、もち米とも比較できるように一覧表を作成してみました。それぞれの含有量を比べてみていただけると多少なりとも参考になるかと思います。

ちなみに、ビタミンEは、おかき・あられ・せんべいなどのお菓子の酸化を防止するための添加物などにも使われている成分でも有名です。酸化防止剤(V.E)や酸化防止剤(ビタミンE)などと記載されています。

なお、数値はあくまでも一例です。素材のもつ特徴として参考にしていただければと思います。

含有量一覧表(100gあたり)

種類 ビタミンE
アーモンド(煎り) 28.8㎎
落花生(煎り) 10.4㎎
玄米(水稲穀粒) 1.2㎎
うるち米 0.1㎎
もち米 0.2㎎

※アーモンドは無塩、玄米・うるち米・もち米は水稲穀粒での数値です。
※ビタミンEの数値は、α‐トコフェロールの数値です。

●参考資料:七訂 食品成分表2020 女子栄養大学出版部

アーモンドと落花生(写真)

ビタミンEの摂取基準について

ビタミンEの一日の摂取基準量は、厚生労働省の日本人の食事摂取基準によると成人男性で6.0~7.0mg、成人女性で5.0~6.0mgとされています。

脂溶性ビタミンは多く摂りすぎると良くないとも言われていますが、ビタミンEは例外的に過剰症や欠乏症が起こりにくいとされています。しかし、心配な方は管理栄養士さんなどの専門家に相談してみるのも大切です。

食事摂取基準(㎎/日)

性別 男性 女性
年齢 推奨量 上限量 推奨量 上限量
18~29 6.0㎎ 850㎎ 5.0㎎ 650㎎
30~49 6.0㎎ 900㎎ 5.5㎎ 700㎎
50~64 7.0㎎ 850㎎ 6.0㎎ 700㎎

※目安量と耐容上限量の数値は18~64歳が対象です。
※ビタミンEは、α‐トコフェロールの数値になります。

参考 日本人の食事摂取基準厚生労働省

基本的には、バランスのよい食事をしていれば不足しにくいビタミンですが、忙しい日々のなかで簡単な食事で済ましている場合はちょっと気になります。

食品にはビタミンEを豊富に含むものがあります。食事で摂取できていないと思う場合には、サプリメントなどを利用するのもひとつの方法かもしれません。

まとめ

年齢とともに老化が進んでしまうため、出来るだけ抗酸化作用のあるビタミンEを含む食品は積極的に摂りたいものです。

ここで紹介したアーモンドや落花生などのナッツ類の他には、卵黄や大豆、植物油脂、緑黄色野菜、肉類、魚介類などにも含まれています。

ビタミンEは脂溶性、ビタミンCは水溶性といった性質がありますが、同じビタミンの仲間で相互作用があるため、一緒に摂ることで吸収力が高まり、抗酸化作用においても相乗効果が期待できます。

ぜひ、おやつの時間にもうまく両者を取り入れて、若返りを意識していただければと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました。当記事が何かのお役に立てれば幸いです。

●参考資料:消化・吸収・代謝のしくみと栄養素のはたらき メディカ出版
※栄養成分の効能効果については個人差があります。

※写真やイラストはイメージです。