「おかき・あられ・せんべいをよく食べているのに、どうして太らないの?」
職業柄、そんな声をよくいただきます。
日頃から、ウェルビーイングの向上を目指すためにも体重をしっかりコントロールすることを心掛けています。
太らないためには、摂取カロリーが消費カロリーを上回らないようにすることです。
今回は、私が実践しているダイエット方法を5つのステップでご紹介します。
はじめにBMIを知ろう

仕事柄、ほぼ毎日、おかき・あられ・せんべいを食べるため、運動不足が続くとお腹周りに脂肪がついてしまいます。
そのため、ダイエットとは切っても切れない日々を過ごしています。
あくまでも“ 自分にあった食習慣 ” を重視して適度な体重を維持することをダイエットの目標にしています。

まずはダイエットの指標となるBMIを調べてみてください!
BMIとは肥満度をはかる数値
BMI(Body Mass Index)とは、身長と体重から肥満度の目安をはかる体格指数。
BMI=体重(㎏)÷(身長(m)の2乗)
身長160㎝で体重50㎏の人の場合、BMIは19.5。
(計算方法:50 ÷(1.6×1.6)=19.5)
肥満度の目安(18歳以上)
BMI | 肥満度の目安 |
---|---|
18.5未満 | 低体重(やせ) |
18.5以上25未満 | 標準体重 |
25以上 | 肥満 |

BMIが25以上なら、ちょっと意識をしてみることが必要かもしれません。
ダイエットのための具体的な5ステップ
ダイエットの効果を保証するものではありませんので、あくまでも一例として参考にして頂ければと思います。

まずは、食べる前にパッケージの「たんぱく質・脂質・炭水化物」の数値を確認。おかき・あられ・せんべいは主に炭水化物が多く、栄養バランスの補完が必要です。
たんぱく質やビタミン・ミネラルなど、不足しがちな栄養素を他の食品で補い、バランスの取れた食事を意識します。
間食は1日200kcalを目安に調整。例として「せんべい2枚+アーモンド+青汁」などで工夫しています。
食べたら、その日のうちに体脂肪率やBMIをチェック。体重計だけでなく、体組成計を使うことでより正確に把握できます。
食べすぎた日はウォーキングなどで消費カロリーを調整。無理のない範囲で、毎日の活動量を増やすことがポイントです。
この5ステップは、私が基本的に行っている方法です。場合によっては難しい場合もあるかと思いますが、食事の際にも応用できるので参考になると思います。

①たんぱく質・脂質・炭水化物の数値チェック
パッケージに記載されている栄養成分表示(たんぱく質・脂質・炭水化物)の数値を確認してみてください。
これらの栄養素は「三大栄養素」と呼ばれています。
おかき・あられ・せんべいは炭水化物が約7〜8割、たんぱく質と脂質が約2〜3割といった構成になります。
PFCバランスとは?3大栄養素の役割と理想的な割合をわかりやすく解説

しょうゆせんべい 100gあたりの栄養成分表示(例)
エネルギー | 368kcal |
たんぱく質 | 7.3g |
脂質 | 1.0g |
炭水化物 | 83.9g |
食塩相当量 | 1.3g |
②栄養バランスを意識する
食べ合わせは最も意識しておきたいポイント。
栄養素の補足はダイエットに重要!
たんぱく質を構成する20種類のアミノ酸は健康維持にも必要不可欠な栄養素です。
そして、糖質や脂質の代謝に欠かせない各種ビタミンもぜひ一緒に摂りましょう!
栄養バランスについては、厚生労働省の『食事バランスガイド』なども参考にしてみてください。
③カロリーを目安に調整する
それぞれの栄養成分表示の数値をもとに、食べ合わせを考慮してカロリーを目安に調整します。
- 草加せんべい 2枚:約120kcal
- アーモンド10g:約60kcal
- 焼きのり 数枚:約2kcal
- 青汁コップ 1杯:約24kcal
以上の組み合わせで合計206kcal。多少の前後があっても問題ありません。
④体重体組成計で計測
計測の目的は、体脂肪率やBMIの数値を確認し、ステップ5(有酸素運動)への動機づけにすることです。 自分の目指したい領域を目標にしてください。
体型の目安 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
アスリート体型 | 9%以下 | 15%以下 |
モデル体型 | 10~14% | 16~22% |
標準的な体型 | 15~19% | 23~29% |
肥満体型(軽度) | 20~24% | 30~34% |
肥満体型(中度) | 25~29% | 35~39% |
肥満体型(重度) | 30%以上 | 40%以上 |

⑤有酸素運動を取り入れる
私は仕事柄、200kcalに収まらない日も多々あります。
その日はウォーキングによる有酸素運動の時間を確保して、きつくない程度の速さで20~30分のウォーキング。
15分を2回に分けてもOK!
通勤や通学で歩く時間が確保できればそれでも大丈夫!
だいたい約30分のウォーキングで80〜100kcalを消費できます。
愛用のスマートウォッチでは脂肪燃焼ゾーンや有酸素運動ゾーンが歩きながらでも把握できるので正確で効率の良いダイエットに取り組んでいます。

さいごに:自分にあったダイエット方法を見つけると効果的!

ご紹介した内容はあくまでもひとつの事例として捉えてください。
食生活や運動レベル、体質によっても方法や内容は個人によって異なります。
本格的にダイエットに取り組むために食生活を見直したいけれど、どうすればよいかわからないという方は、管理栄養士などの専門家に相談するのもおすすめです。
私も色々な方法を試してきましたが、実践してみなければ成果も向き不向きもわかりません。
ダイエットは、正しい知識と適度な情報をもって取り組むことが大切です。
【参考文献】
・応用栄養学(改訂第2版)栢下淳・上西一弘(編)羊土社
・運動生理学 麻見直美・川中健太郎(編)羊土社
・岡田正彦「人はなぜ太るのか ー肥満を科学する」岩波新書
【参考サイト】
・食生活指針 農林水産省
・食育の推進に役立つエビデンス(根拠)農林水産省
※栄養成分の効能効果については個人差があります。
※写真やイラストはイメージです。