おかき・あられ・せんべいのカロリーが気になる方へ

おかき・あられ・せんべいとエネルギー代謝の関係について|Energy Metabolism

エネルギー代謝のアイキャッチ画像

おかき・あられ・せんべいの栄養素は体内で消化吸収され、代謝によってエネルギーや体内物質となります。エネルギーとは、人が体を動かすための源であり生命活動を維持するための根源です。

今回は、栄養と栄養素の違いやエネルギーと代謝について、おかき・あられ・せんべいを例に簡単にまとめてみました。

栄養(Nutrition)と栄養素(Nutrients)の違い

三大栄養素は、たんぱく質脂質炭水化物を指します。ビタミンミネラルを加えて、五大栄養素と呼ぶ場合もあります。

栄養素を体内に取り組み、消化・吸収・代謝・排泄といった一連の営みを「栄養(えいよう)」と言います。つまり、物質であるものが栄養素で、働きである活動を示す言葉が栄養になります。

栄養素の役割や働きにおいては、大きく分けると下記の3つに分類されています。栄養素はそれぞれの役割があり、体内の必要な場所に送られエネルギーや構成成分として利用されています。

  • 熱量素・・・エネルギー源となる(糖質、脂質、たんぱく質など)
  • 構成素・・・体を作る成分となる(たんぱく質、脂質、ミネラルなど)
  • 調節素・・・体の調子を整える(ビタミン、ミネラル、たんぱく質など)

※分類はわかりやく主なものだけを例としてあげています。

代謝(Metabolism)とエネルギー(Energy)について

人の体は、およそ60兆個の細胞からできていると言われています。そのすべてが食べものを材料として、新陳代謝を繰り返しながら絶えず生まれ変わっています。新しい体を作るために必要な材料が「エネルギー産生栄養素」と呼ばれる栄養素です。

栄養素を生命活動に必要なエネルギーや物質に変える化学反応が『代謝(たいしゃ)』です。栄養素を分解してエネルギーを作る「異化(いか)」と、エネルギーを使って体内物資を作る「同化(どうか)」をまとめて代謝と呼ぶことが多いかと思います。

エネルギーは、ATP(アデノシン三リン酸)という体内物質として蓄えられます。蓄えられたATPが体内のあらゆる細胞でエネルギー分子として利用されます。

体温維持などに利用されると「熱エネルギー」、運動などの筋肉の収縮などに利用されると「運動エネルギー」、神経においての情報伝達には「電気エネルギー」になります。

参考 アデノシン三リン酸 / ATPe-ヘルスネット|厚生労働省

エネルギー代謝(Energy metabolism)について

エネルギーを生み出たんぱく質・脂質・炭水化物(糖質)は、生命にかかわる呼吸や体温の維持、筋肉の収縮などの生命活動に使われる大切な栄養素です。

これら3つの栄養素のエネルギー(熱量)の合計値がカロリーで表されています。基本的にカロリーは、キロカロリー(㎉)の単位で記載されています。

1ℓ(リットル)の水の温度を1℃(度)あげるために必要なエネルギーが1㎉(キロカロリー)です。

アトウォータ係数では、たんぱく質は1gあたり4キロカロリー、脂質は1gあたり9キロカロリー、炭水化物は1gあたり4キロカロリーのエネルギーを生み出すとされています。

体内に取り込まれた各栄養素からエネルギーを生み出す一連の働きを「エネルギー代謝」といいます。

基礎代謝・活動代謝・食事誘発性熱産生

体内では各栄養素をエネルギーなどに変える代謝が行われていますが、これらエネルギー代謝には、基礎代謝・活動代謝・食事誘発性熱産生の3つがあります。

  • 基礎代謝・・・人が生きるために必要な最低限のエネルギー
  • 活動代謝・・・身体活動による筋肉や心拍の活動などに必要なエネルギー
  • 食事誘発性熱産生・・・栄養素の消化吸収などにおける代謝に必要なエネルギー

おかき・あられ・せんべいを食べることで生まれるエネルギーは、食事誘発性熱産生に該当します。

エネルギー産生栄養素(三大栄養素)とカロリー

エネルギー産生栄養素とは、たんぱく質・脂質・炭水化物の三大栄養素を指します。栄養成分表示でお馴染みの栄養素で、各エネルギー(熱量)の合計値がカロリー(キロカロリー)として示されています。

一般的なおかき・あられ・せんべいを例に、栄養成分表示の数値をそれぞれ一覧表にまとめてみましたので、参考になればと思います。

揚げせんべいや揚げもちなどは、一般的なおかき・あられ・せんべいに比べると脂質が多くなるため、カロリーの値もその分だけ高くなっています。

栄養成分表示(100gあたり)

項目 おかき
あられ
せんべい
揚げせんべい
エネルギー 381㎉ 373㎉ 465㎉
たんぱく質 7.9g 7.8g 5.7g
脂質 1.4g 1.0g 17.5g
炭水化物 84.2g 83.1g 71.2g
食塩相当量 1.7g 2.0g 1.2g

※表示値は目安です。
●参考資料:七訂 食品成分表2020 女子栄養大学出版部

たんぱく質はアミノ酸、脂質は脂肪酸、炭水化物(糖質)はブドウ糖(グルコース)などにそれぞれ分解され体内で必要な場所に優先的に利用されます。

おかき・あられ・せんべいの栄養素のうち大部分は炭水化物(糖質)です。脳や神経などのエネルギー源になるほか、一部はグリコーゲンとして肝臓や筋肉などに蓄えられます。

また、油を使用したタイプは特に脂質量が多くなります。食べ過ぎると余分な糖質や脂質が蓄積されるため、肥満の原因にもなってしまいます。肥満にならないようにするには、代謝を高めたり運動でエネルギーを消費することが大切とされています。

年齢とともに基礎代謝量も落ちてくるため「いつの間にかお腹周りに脂肪がついていた⁈」といったことが多いようです。

最近は代謝を促進する栄養成分を配合した下記のようなサプリメントなども人気のようです。まだ、私は使うまでに至っていませんが気になる存在ではあります…。

商品情報や口コミ、体験談などをチェックして必要ならば検討してみたいと思うサプリメントのひとつです。

まとめ

おかき・あられ・せんべいのもつエネルギーと代謝の仕組みがわかれば、食べる量や回数なども意識しやすくなるかと思います。

シーンや時間帯によって、おかき・あられ・せんべいを素材や味付けなどで選んでみるのも楽しいかもしれません。

1日に必要な摂取カロリーを目安に、栄養バランスも考慮して楽しく健康的なおやつの時間を過ごしていただければと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました。当記事が何かのお役に立てれば幸いです。

参考 日本人の食事摂取基準(2020)厚生労働省 ●参考資料:日本人の食事摂取基準(2020 年版)
●参考資料:女子栄養大学出版部「七訂 食品成分表 2020 本表編」 (2020.2.20発行)
※栄養素の効能効果については個人差があります。
※写真やイラストはイメージです。